2026年8月12日
壁の強度
壁倍率という言葉を聞いた事がありますか?
建物の強度は柱ではなく、壁で決まります。
柱は上下方向の荷重を支える役目がありますが、地震では横方向に揺れるため、その揺れに対して建物を守るのには壁が必須だからです。
その壁をどの程度補強しているのかが壁倍率です。
例えば、筋交い。

片側上から反対側の下に斜めに補強している片筋交いも材料によって、2倍程度。それがたすき掛けの両筋交いになると4倍、さらに壁に例えば構造用合板などの補強材を貼り付けて、それを片面か両面かによって5倍まで上がります。
| 筋交いの有無・種類 | 壁倍率 | 何もない壁との強度比 |
| 筋交いなし | 0.0倍 | 基準(0) |
| 片筋交い(斜めに1本) | 1.5〜2.0倍 | 何もない壁の約1.5倍以上 |
| 両筋交い(たすき掛け・交差) | 3.0〜4.0倍 | 何もない壁の約3〜4倍 |
| その他補強方法 | 2.5~5.0倍 | 補強方法によってそれ以上 |
ガッチガチにしたいからとすべてを補強しても費用がかさむので、耐震性をどうしたいかによってどこに何をどう配置するかが建物によって個別ケースで設計していきます。
弊社の建物も、柱と筋交い、その外に面材を張って、さらに断熱材ですっぽりと覆います。断熱材は構造補強材ではないのですが、より強度が上がる方向ですね。
ちなみに、最強壁決定戦なる闘いがあるそうです。
- 加納貴志







