気密
C値とは?
C値とは、住宅の気密性能を表す数値です。数字が小さいほど家の隙間が少ないことを表し、「気密測定で計測された家全体の隙間面積」を「住宅の延べ床面積」で割って計算します。


気密測定の様子。専用の送風機で室内を減圧し、隙間から入り込む空気の量を測ります。
C値の保証値・実測値
全棟【C値 0.5 ㎠/㎡ 以下】を合格基準に。
気密性能は設計値ではなく、施工精度を表す実測値です。どのような断熱・気密施工のお家でも、施工の精度によって気密性能は変わってきます。大東住宅では、快適なお住まいをご提供するために独自の厳しい基準を設けています。
- ●工法的な強み
もともと「工法的に気密が取りやすい構造」を採用しています。
- ●職人の技術
基礎工事・木工事・断熱工事にいたるすべての現場で、熟練の職人が一棟一棟、一切の妥協なく丁寧な施工を積み重ねています。
- ●確実な検査体制
さらに、「工事中の中間気密測定」を行うことで、万が一の隙間も見逃さずに検知・修正できる体制を確立しています。
構造・施工・検査のすべてが揃うからこそ、私たちは【C値 0.5 ㎠/㎡ 以下】のクリアを確実なものにできます。

これは、延床面積100㎡の家でも、
隙間の合計がクレジットカード1枚分ほどの面積です。
外断熱は高気密に適した工法
外断熱は、家を外からすっぽり覆う工法なので、気密の取りやすい構造です。さらに大東住宅では屋根・壁だけではなく、基礎まで外側を断熱材で覆うことで、断熱の連続性を高めています。またボード状の断熱材を気密テープで連結しているので、少しの隙間も逃しません。


ボード状の断熱材を気密テープで連結した、外張り断熱の施工。
高気密のメリット
どんなに断熱性の高い家でも、窓を開けていては冷暖房が効かないように、気密性は断熱性と同じくらい大事です。実際には家の隙間は大部分見えないところにあり、隙間風を防ぎ結露を抑えて長持ちさせる家にするためには、できるだけ気密性を上げることが大事です。
また建築当初だけではなく、何年経ってもその性能が維持される必要があります。外断熱で使用しているボード状断熱材は、年数が経ってもずれたり縮んだりしないため、気密性能は何年経っても維持されます。
高い省エネ性能
熱の出入りを抑える
断熱性能がどんなに高くても、隙間が多い家ではその効力が発揮できません。気密が損なわれると隙間風が入ると同時に、温めた空気、冷やした空気も漏れてしまいます。

壁内結露のリスクを低減
壁内への湿気の流入を抑える
結露は温度差があると発生します。窓の結露は目に見えて拭き取れますが、怖いのは隙間から壁の中に外気が入り込んで起こる「壁体内結露」です。壁の中の空気は動かないので、湿った構造材はダニやカビの温床となり、木材を腐らせる原因になります。

換気計画を設計通りに
隙間があると換気が働きません
計画換気は、家に隙間が無いことを前提に換気の設置場所を設計します。気密が悪いと窓を開けて換気扇を回すように、局所的な給/排気が起こり、換気が正しく働きません。結果的に汚れた空気がたまり、結露や二酸化炭素濃度上昇などにつながります。

建築中とお引き渡し前に2回測ります
大東住宅では、お家の施工精度を確かめるため、「気密測定技能者」が全棟で中間時(断熱施工完了後)と竣工時(お引き渡し前)の2回測定しています。
中間時に測るのは、壁を閉じる前であれば手直しができるからです。数値が基準を外れたまま完成させない、という考え方です。ご希望のお客様は、中間時・竣工時の気密測定に立ち会っていただけます。測定結果は、最終資料としてお客様にお渡ししています。
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1回目 | 中間時閉じる前に、
直せる状態で測る断熱工事の完了後、壁を閉じる前に測定します。基準を外れたら、その場で手直しして次の工程へ進みます。

測定の様子 
測定値 - ▼
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2回目 | 竣工時完成した家の、
最終的な数値を出す完成後にあらためて測定し、合格基準【C値0.5㎠/㎡】を満たしていることを確認します。記録はお客様にお渡しします。

測定の様子 
測定値
見えない部分の施工精度を徹底して追求し、解体調査や長期の実測で確かめてきたからこそ、
一生涯安心して暮らせる「真の高気密住宅」をお届けできます。
年数が経っても、
気密性能は変わりません
10年後・20年後に
わかります
いまや多くの住宅会社が「高気密」を掲げています。本当に大切なのは、新築時の数値だけでなく、年数が経ってもその性能を保ち続けているかどうか。大東住宅は、築10年以上の建物で気密測定を行い、数値で確かめています。
- 旧利府展示場築16年C値0.3㎠/㎡
- 旧名取展示場築16年C値0.4㎠/㎡
- 栗原市 C様邸築18年C値0.4㎠/㎡
- 富谷市 K様邸築17年C値0.3㎠/㎡
気密は、完成した日がいちばん良い状態です。木材の乾燥や収縮、地震の揺れ、毎年の寒暖差や湿気。年月とともに少しずつ隙間が生まれ、数値が悪くなっていくのが一般的です。大東住宅は「経年変化に負けない気密性」を、言葉ではなく数値で示すため、長年使われてきた展示場の解体前と、築10年以上のオーナー様宅で気密測定を行いました。
東日本大震災をはじめ、何度も大きな揺れを経験してきた展示場です。それでも16年後の数値は、完成時と同じC値0.4㎠/㎡でした。

2007年、完成時の気密性能(C値)報告書。

2023年、解体前の測定記録。C=0.4㎠/㎡(延床面積347.53㎡・総相当隙間面積133㎠)。
築16年で C値0.3
16年にわたり多くのお客様をお迎えしてきた利府のモデルハウス。建替えにあたり、解体の前に気密性能がどれほど変化しているかを測定しました。結果は C値0.3㎠/㎡。さらに解体しながら、壁の中や構造体の状態も確かめました。

解体前の旧利府展示場。

気密測定器で室内を減圧し、隙間から入る空気の量を測ります。

測定結果の記録。C値0.3㎠/㎡。
工法:木造在来パネル工法(J-WOOD LVL)外断熱(ポリスチレンフォーム3種)・二重通気
高い気密性を維持
展示場だけではありません。実際にご家族が長年暮らしているお住まいにご協力いただき、気密測定を行いました。毎日の暮らしや四季の温度・湿度の変化を重ねた後でも、合格基準【C値0.5㎠/㎡】を下回る高い気密性能を保っています。
| お住まい | 測定時の築年数 | C値 |
|---|---|---|
| 栗原市 C様邸 | 築18年 | 0.4 ㎠/㎡ |
| 富谷市 K様邸 | 築17年 | 0.3 ㎠/㎡ |

※ 経年による気密の低下は、主に玄関や窓のゴムパッキンの劣化によるもので、気密性能はその劣化状況によって変わります。
解体して確かめた、壁の中
気密が保たれている家は、壁の中も健全です。旧利府展示場の解体にあわせて、普段は見えない構造の裏側を調査しました。
- ●釘・ビスに錆なし
壁の中の釘やビス、構造用金物に錆による腐食は見られず、抜き取ったビスもまっすぐなままでした。
- ●気密テープもきれいなまま
壁の中は紫外線の影響を受けないため、断熱材の継ぎ目に貼った気密テープは劣化も剥がれもありませんでした。
- ●構造材の含水率に異常なし
柱や土台の含水率を測定。湿気がこもらず、割れや歪み、痩せによる隙間も見られませんでした。
- ●カビ・しみ・歪みなし
小屋裏、床下、地下室まで確認。カビやしみ、地震によるゆがみは見られませんでした。
柱の含水率柱の含水率を測定。寸法変化はなく、痩せによる隙間も見られません。
ユニットバス床下の土台含水率は5〜6.5%。全乾に近い状態まで乾いても、割れや歪みは起きていません。
断熱材の接合部の気密テープ剥がれはなく、紫外線による劣化も見られません。
構造用金物錆による腐食や、外からの力による変形は見られません。
外張り断熱材を固定するビス抜き取って確認しましたが、変形は見られません。
内部壁のビス抜いてもご覧のとおりまっすぐ。腐食も見られません。
天窓のある小屋裏しみなどは一切見られません。
1階天井の防振吊り木何度も襲った地震によるゆがみはありませんでした。
地下室カビの影響はなく、鋼製束やサヤ管もきれいな状態です。
専門家・研究機関も、
その重要性を伝えています
住まいの気密・断熱が、光熱費や健康にどう関わるのか。大学の研究者による解説や研究結果もあわせてご覧ください。
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断熱住宅.com |
東京大学大学院 前 真之 准教授 コラム 「エコハウス」の紛らわしさ 気密性能が低い家では、暖房をしても暖気が上から逃げ、下から冷たい外気が入り込むため、いつまでたっても暖かくならない。断熱・気密は軽視してはならない、建物の基本性能だと指摘しています。 コラムを読む -
PR TIMES |
株式会社LIXIL・近畿大学 共同研究(2023年11月8日) 住宅内温熱環境と居住者の健康に関する研究論文を発表 約24,000人の調査をもとに、住まいの断熱改修による経済効果を試算。30年間で暖冷房費 約73万円に加え、医療費 約25万円の削減が見込まれ、暖冷房費だけで比べるより約1.34倍の効果があるという結果です。 記事を読む
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