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化学物質過敏症シンポジウムに参加して

2月10日に開催された、名取市主催の宮田先生による化学物質過敏症の講演会に参加して参りました。全国的にも有名な宮田先生の講演とあって、東北大名誉教授の吉野先生他、各界から様々な方々がお見えになっていました。

宮田先生のお話によれば、40年位前は、食品添加物などの摂取は1日3グラム程度だったのが、現代では、40グラム位体内に取り入れており、体内での解毒や排出が追いつかず、国民の7割もの人が何らかのアレルギーになっているそうです。

さらに、昨今では、行き過ぎた香りブームや除菌や抗菌ブームによる様々な日用品や、除草剤や消毒・殺虫剤や防虫剤に含まれる化学物質によって、衣・食・住全てが化学物質によって、汚染されており、いつ誰が発症しても、おかしくないのが、この病の恐ろしさということでした。

特に、室内空気を汚染する化学物質の多くは、空気よりも比重が大きく、床面に滞留するので、体重比で大人の倍もの空気を取り入れる乳幼児や小さな子ども達への影響は大きく、解毒能力も神経機能が未発達で感受性も強い子ども達をこうした環境に晒すということは、ある意味で、幼児虐待とも言えるということでした。

講演では、予防や症状を緩和する方法や食材なども教えていただきましたので、折を見て紹介したいと思います。

弊社のお客様にも、ご参加いただきましたが、「清浄さ・温度・湿度」といった空気のバリアフリーを可能としたソーラーサーキットの家では、キレイで温度差の少ない空気環境の中、カビやダニの繁殖も抑え、シックハウスや化学物質過敏症を引き起こす日用品なども、基本的には不要となります。

今一度、開放的な暮らしと換気や適度な清掃を心がけていただき、健やかな暮らしを送っていただきたいと思います。

先生からは、食生活と住環境が何より重要なので、健康に配慮した住宅と正しい暮らし方の指導をお願いしますねというお言葉を頂戴しましたので、これからも健康な住まいと暮らし方の啓蒙に、取り組んでまいりたいと思いますので、ご理解とご協力の程お願い申し上げます。