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浴室で年間17,000人が死亡

交通事故による悲惨なニュースは絶えませんが、交通事故による死者数は16年連続で減少しており、平成29年度には3694人となりました。

その反面、急速に進む高齢化にともない、年々増加しているのが、浴室内の不慮の事故死で、年間で推定17,000人もの方が亡くなっているとされています。

そして、今年に入り厚労省では推定20,000人とされると公表しました。

しかも、その死因の半数近くは、浴槽内での溺死というから驚きです。

大きな原因は、脱衣室や浴室の寒さで、暖房している部屋や浴槽内との大きな温度差が、急激な血圧の変化を招き、脳出血や脳梗塞、心筋梗塞などの疾患を引き起こし、浴槽でお湯に浸かった状態でこうした事故が発生すると、誰にも気づかれないまま死にいたってしまうのです。

また、浴室以外でも温度差のあるトイレや洗面・廊下などでも同様の事故は多く、この何倍もの悲しい事故が家の温度差によって引き起こされているのです。

現在では、寒さがもたらす家の温度差が起因して、推定で20万人から30万人ほどの方々が、冬期間に室内で死亡しているという現実を理解しなければなりません。

そして、真剣に考えなければいけないのが、ヒートショックによる事故は、死に至らないまでも、数多くの方々が、その後の後遺症に苦しんでらっしゃるということです。

さらに事故後は、本人もさることながら、ご家族が精神的にも肉体的にも経済的にも大きな負担を強いられた生活を送らなければならないのです。

こうした事故に遭遇する危険性は、免疫が低下し、血管が弱くなってくる高齢者の方に多いのですが,ご自身やご家族も含め、人間誰しもが必ず年を重ねていく事をリアルに考えていくことも必要で、最近では中高年の方々のヒートショックも大分増加しているのです。

お風呂や洗面所に簡易の暖房などを設置しているお宅も増えては来てますが、廊下やトイレ・玄関や勝手口など家中を万遍なく暖めるのには、現実的には非常に難しいことです。

下記のグラフは、全国の冬季の死亡率のグラフです。

ご覧の通り、日本で一番寒い北海道が、一番低いのですが、これは高断熱・高気密住宅の普及率が一番高いのが、大きな要因です。

家の隅々まで温度差が少ない暖かい家で暮らすことは、こうした悲しい事故のリスクを抑え、未然に防ぐためにも、非常に大事なことではないでしょうか。

東京都の資料ですが、浴室での死亡事故は11月から増加しますが、12月にピークを迎えます。予防の意識が不十分で、体の慣れや一番忙しく疲れているなどの要因が考えられますが、くれぐれもご注意ください。