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家造りに対する個人的な想いについて

SC工法・WIN完全外断熱工法の個人的感想

 

私は、他のハウスメーカーで、営業から現場監督・アフターサービスといった様々職種を経験し、3年前に大東住宅の営業として入社しました。

 

私が、ソーラーサーキットの家の存在を知ったのは15年程前だったかと思います。当時勤務していたハウスメーカーと度々競合となっていたこともあり、ソーラーサーキットの見学会にユーザーを装い2度ほど見学させていただきました。

 

気密性と断熱性という相反する性能を合わせもち、季節に合わせて衣替えできるという技術は、画期的な工法に思えました。

 

当時、R2000という断熱基準の建物が、高気密・高断熱の世界では最上位の考え方でしたが、宮城の住まいを考えれば、湿気対策と夏の暑さ対策が大きなネックでなかなか普及するまではいかず、どこのメーカーも中途半端な断熱住宅を建てていました。

 

特に、気密の精度に関しては下請け業者と現場監督の技量によってまちまちで、日頃から、気密施工の難しさを痛感しており、外断熱の気密施工の確実性には、非常に納得させられました。

 

ソーラーサーキットの家『住み心地』の良さは、私の自宅が約20年程前にグラスウール厚100mm16K(当時は上位の断熱)を充填した内断熱の家に住んでいる関係もあり、日々感じております。

 

材木の腐食が心配で、虫に強いといわれる総青森ヒバ材(柱4.0寸)で施工しました。

 

もちろん、無垢材の良さはあるものの、青森ヒバは柔らかいということもあって、20年も住むと乾燥で柱などが痩せ、隙間が目立つようになってきています。

 

当時、私が2×4工法の家を販売しておりましたが、自宅を在来工法で建築したのには大きな理由がありました。

 

2×4の建物は、建物の要ともいえる気密や断熱施工に、施工不良が出やすく、施工後の品質には、現場によってバラつきが大きいことを、日常の現場検査やアフターで痛切に感じていたからです。

 

そして、もう一つの原因が、私と息子がアレルギー体質ということもあり、無垢材で家を建てたいという強い思いがあったのです。(今になって思えば、無垢材で建てたからアレルギーが解消する訳ではないのですが・・)

 

現在仕事上でモデルハウスに居る時間が多くなり、自宅に帰宅すると、ソーラーサーキットの四季折々の快適さが良く分かります。そして、お客様には、こうした私の実体験に基づいた説明をさせていただくよう心掛けております。

 

宮城は、山や海や川に囲まれた地形です。冬の寒さとともに考えなければならないのが、梅雨時や年々厳しくなる夏の暑さ対策です。省エネ化が叫ばれ、断熱性の向上だけが注目されていますが、断熱性が高まれば高まるほど夏は暑く、冷房の負荷が高まり省エネとは逆行した住まいとなる側面も併せ持っているのです。

 

そして、今後、2020年省エネルギー基準の義務化に伴い、断熱方法が変化していく中、内断熱のメーカー各社が、外断熱工法を取り入れた付加断熱工法を扱う会社が多くなってきますが、見よう見まねで施工する外断熱も非常に危険で、私自身大変危惧しています。

 

多くのハウスメーカーは、いつの時代でも、どうすればお客様の興味を引き、どうすれば買っていただけるかを重点においた販売戦略を図っており、本当にお客様が安心で・安全な・快適に暮らすことのできる住まいなのか、将来財産として、次の世代に引き継げる住まいなのかということは、あまり意識していないというのが、悲しい現実なのです。

 

私がソーラーサーキットの家を手がける大東住宅へ、転職を決意した大きな理由は、弊社が何より大事にしているのがお客様の満足であり、確かな性能と品質に基づいた『住み心地』を重視した家造りに長年取り組んでいる住宅会社だからです。

 

今後も、一人でも多くのお客様に心からご満足いただける『住み心地』のいい家に住んでいただき、大きな喜びと感動を共有したいとの想いをもって仕事に取り組んでいます。

 

そして、私も50歳代半ばに差し掛かりました。以前に体調を悪くした時期もあって、今度建てる家は外断熱にし、家中の温度差がなく、夏も冬もヒートショックの心配から解放され、常に綺麗な空気に満たされた最高の環境の中で、健康に暮らしたいと思っています。

 

加藤 浩

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