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私の健康法②-腸活は引き算から

様々な病を予防し、健康を維持、増進し、健康寿命を延伸する上で、最も重要なのが免疫力と自己治癒力の向上ではないでしょうか。長年、外断熱の家づくりを通して、健康にこだわる住宅会社の代表者として、心身ともに健康でなければ説得力もないだろうとの思いで、50歳を超えたあたりから、様々な健康法を実践していますが、何といっても腸活が一番の健康法だと確信しています。

 

腸内には、1000種類、100兆個にも及ぶ、細菌が生息していると言われていますが、消化や分解、吸収の働きに加え、短鎖脂肪酸やビタミンなど体内酵素の働きに必要な栄養素や代謝物質の生成などの役割も担っており、免疫細胞の7割が集中しているとされています。

 

余談ではありますが、血は骨髄で作られるというのが医学会の定説ではありますが、腸管造血説も唱える医学者も多数存在しており、きれいな血を作るうえでも腸内環境は重要なのです。

 

腸内環境が悪いと、便秘や下痢、肌荒れというのが一般的ですが、腸内で腐敗菌が増殖することで、有害物質が作られ、食品中に含まれる添加物や農薬成分なども、リーキーガット(腸漏れ)により、すき間の空いた腸の粘膜から、血中に流れ込み、体内を巡るというわけで、ガンを始めとした生活習慣病や様々な疾患のほとんどが腸由来という専門家も少なくありません。

 

脳腸相関という言葉をよく耳にしますが、脳(心)と腸はつながっており、ストレスが溜まると、胃腸の調子が悪化したり、逆に胃腸の調子が悪いと心も重くなるものです。昨今では、食と認知症やうつ病、子どもの発達障害などとの関連性も大分叫ばれるようになりました。

 

人の体は、骨や肉、血や臓器はもちろん、37兆個の細胞一つ一つが、日々口にする飲み物と食べ物で出来ています。

 

腸活と言えば、乳酸菌やビフィズス菌などのプロバイオティクスの摂取が真っ先に挙げられます。その他にも、発酵食品や食物繊維、良質なたんぱくや脂質、ビタミンやミネラルの摂取など、巷では腸活に有益な情報や商品が溢れています。

 

もちろん、腸活にはこうした要素が重要ではあるのですが、健康な方はともかく、体調不良が続いている方や根本的な体質改善を考えている方は、何を摂るかという前に、まずは、何を摂らない(控える)かといった部分の方が遥かに重要だと痛感しています。

 

濁ったバケツの水にきれいな水を注いでも、なかなかきれいにならないのと同じように、腸活の第一歩は、足し算よりも引き算が大事ということで、腸内をキレイにしてから(並行して)足し算を考えるという発想がとても大事です。

 

MAX体重85キロで、あちこち調子が悪く、大量の薬に世話になっていましたが、薬剤師の娘から、「薬はどうしても症状を抑えたい時に服用するものであって、基本、体には毒だから出来るだけ摂らずに、生活習慣の改善が先だよ。」

と、何度も諭されました。その後無理のない範囲の中で食改善に取り組んだ結果、体重は70キロ、病院にもかからず薬も一切やめて6年目になりました。

そんな私が、日頃から過度なストレスがかからない程度に、出来るだけ控えている引き算の食べ物などを紹介したいと思います。

便利で安く、しかも美味しい食べ物に溢れた世の中で、食欲のコントロールは難しい側面はございますが、ご興味がございましたらお付き合いください。

何かと差し障りもある部分もあり、詳細な説明は省略させていただきますが、詳しくお知りになりたい方はお問い合わせください。

 

〇 腹八分目を心がけ、16時間ファステイングで胃腸を休ませオートファジーの活性

〇 甘いもの全般(砂糖、異性加糖、人口甘味料の入った飲み物、食べ物、調味料)

〇 オメガ6系の飽和脂肪酸(植物油、酸化した油、トランス脂肪酸、時間の経った揚げ物)

〇 小麦製品全般(特に輸入小麦)

〇 乳製品全般

〇 コンビニやファストフード、インスタントや加工食品全般

〇 ハムやウインナーなどの加工肉、輸入肉全般

〇 遺伝子組み換え作物、食品添加物、農薬、精製塩、その他

 

それぞれの体質によって、解毒力や排泄力、耐性や許容力には、個人差もあり、すべて体に悪いというつもりはありませんが、環境アレルギーアドバイザーや健康予防管理専門士として、これまで得た情報や知識の中で、実践してみて体に良い変化を感じたものを上げてみました。全てをゼロには到底できませんが、出来るだけ摂らない方が、疾病予防と将来の健康につながるかと思います。

賛否両論、あろうかと思いますが、医食同源とか食源病という言葉があるように、食と病は切っても切れない関係です。長いコロナ渦の期間を通じて、自分の体は自分で守らなければならないと多くの皆さんが、感じていると思いますので、どうぞ頭の片隅に入れていただければ幸いです。

最後に、私が勝手ながら健康と医療のメンターとして、尊敬しているのが、ナイチンゲールとヒポクラテスです。医学の父として、誰もが知るヒポクラテスの格言を紹介させていただきます。西洋医療(対処療法)が主流の世の中ですが、現代にも通じる教えが詰まっておりますので、目を通してみてください。