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スタイロフォームとカネライトフォームの違い

先日テレビを見てて、食品用ラップフィルムのCMが目に入ってきました。で、ふと思いました。

皆さまはサランラップ派ですか?クレラップ派ですか?

実は両方とも同じもの(機能やパッケージには厳密には違いはあります)ですが、なぜ名前が違うかというと、作っている会社が違って、それぞれ商標登録しているからです。

サランラップ旭化成ホームプロダクツ

クレラップクレハ

 

似たような感じで、本来の商品よりも商標の方が一般名称になっているものは多いですよね。ぱっと思いつくだけでも

デジカメSANYOの商標です。が期限が切れて自由に使えるそうです。もはやそのものを見なくなりました。

ウォークマン:携帯型音楽プレーヤーですが、これはSONYの商標です。これも見なくなりましたね。

セロテープニチバン(株)の商標ですが、もはやこれ以外の呼び方がわからないほどの浸透です。

バンドエイドジョンソン・エンド・ジョンソンの呼び名です。こについては、商標云々より地域による呼び方の違いの方が面白いですね。

ばんそうこうの呼び方マップ

 

ようやく本題です。

ホームセンターで売っている水色の断熱材、スタイロフォームってご存知ですか?一部には発泡系のボード断熱材を「スタイロ」と呼ぶ人がいますが、性能や作っている会社によって別のものもあります。中身は「押出法ポリスチレンフォーム」ですが、これもスタイロフォーム(ダウ化工)カネライトフォーム(カネカ)ミラフォーム(三菱ケミカル)などがあります。

 

下記は、ホームセンターで売っているスタイロフォームです。断熱性能は0.036W/(m・K)と記載ありますが、持った感じも軽く柔らかい感じです。古いお家の床下とかだとこれが入っている可能性が高いです。

スタイロフォームIB 3×6尺  50mm

一方、下記は弊社で採用している断熱性能は0.024W/(m・K)のカネライトフォームです。(ピンクの0.028W/(m・K)のものも使います)

カネライトフォーム スーパー EX|株式会社カネカ

出典:カネライトフォーム スーパー EX|株式会社カネカ

 

①スタイロ50mmの0.036W/(m・K)と②カネライト75mmの0.024W/(m・K)の断熱性能を比較してみます。

熱抵抗は、①が1.39 m2K/W、②が3.125 m2K/Wなので、①に比べると②の方が2.25倍、断熱性能が高い計算です。(熱の出入りを56%低減)

 

→明らかに条件の違う計算を意図的にしましたが、スタイロにも厚み75や100mmもありますし、断熱性能もカネライト同等のものもあります。

 

どっちがいいとか悪いとかは言えませんが、家の断熱材は吸水性がなく柱の外で気密層を兼ねて使えるボード状のものがいいのではないかと思います。