MENU

OFFICIAL SNS

(C) DAITO HOUSING Co., Ltd. All Rights Reserved.

ナイチンゲールとヒポクラテスに学ぶ究極の予防医療

何度か、ブログで紹介させていただいておりますが、私の健康に関するメンター(導き手・師匠)は、医学の祖・ヒポクラテスと、近代看護の祖・フローレンス・ナイチンゲールです。

現代の医療は、病気になった後にその症状を薬でやわらげる「対症療法」が主流となっています。しかし、熱が出たら解熱剤で下げ、咳が出たら咳止め薬というアプローチは、体に現れた症状を抑えているに過ぎないのが現実です。どうしても症状を抑えたい時に服用するのは仕方がありませんが、根本的な治癒には逆に時間がかかるといった側面もあるということを理解しなければなりません。それどころか、安易に薬に頼る生活は、薬の持つ副作用によって体本来のバランスを崩し、また別の病気を引き起こすという悪循環さえ生み出してしまうリスクもあります。

私自身も、恥ずかしながら、以前は、高血圧や高脂血症、過敏性腸症候群、無呼吸症候群、アトピーやアレルギーなど、様々な生活習慣病により、それこそ山のくらい、薬に頼ってた時期がありましたが、生活習慣を見直し、薬も必要なくなり、健康に暮らせるようになりました。

ヒポクラテスは「人間は誰でも体の中に100人の名医を持っている。病気を治すのは、薬や医者ではなく、あくまで本人の持つ自己治癒力である」と言い残しました。薬は一時的な手助けに過ぎず、病気を治すのも、予防するのも、自らの内に秘められた免疫力や自己治癒力といった生命力そのものだと説いています。

現代社会を生きる私たちは、社会構造の変化によって、絶え間ない情報や緊張に晒され、知らず知らずのうちに交感神経が優位になり、自律神経を乱しています。この日々のストレスを解消し、自律神経のバランスを整えるために、人それぞれのストレス解消法があると思いますが、最もシンプルでお金のかからない最良の方法が「深呼吸」と「瞑想」(心を静めること)ではないでしょうか。ゆっくりと息を吐き、深く息を吸い込むことで副交感神経が刺激され、心身はリラックス状態へと導かれ、血やリンパ、神経回路といった体内のエネルギー全体の流れが整ってきます。

しかし、この素晴らしい健康習慣も、「空気」が汚れていては効果は半減です。

人間の自己治癒力を引き出すための絶対条件。

その本質を、今から160年以上も前に見抜いていたのがナイチンゲールでした。彼女が記した不朽の名著『看護覚え書』の第1章は、驚くべきことに「換気と保温」という言葉から始まります。

「看護者が細心の注意を集中すべき最初で最後のこと。何はさておいても患者にとって必要不可欠なこと。それは、患者が呼吸する空気を、患者の身体を冷やすことなく、屋外と同じ清浄さに保つことである」

薬を飲むことよりも、まずは体にストレスを与えない「適切な温湿度」を保ちながら、常に「新鮮な空気」で満たされた環境を整えること。これこそが、患者の看護にとって何より重要であると説いたのです。

この教えは、現代の家づくりに対する私の確固たる信念の原点です。

私たちは毎日、20キログラム以上もの空気を体内に取り込んでおります。室内空気を取り込む比率は、人それぞれですが、ほとんどの人に共通しているのは、約3分の一は「寝室」の空気で占めているということです。もし、一日の疲れを癒やすべき寝室が、目に見えない壁の内部で結露し、カビやダニ、ハウスダストの温床になっていたり、化学物質が蔓延していたらどうでしょうか。睡眠中に汚れた空気を吸い続けることで、免疫システムは一晩中異物と戦わなければならず、脳も体も十分に休まることができません。

さらに、日本の冬に多い「冷え切った寝室」や、夏の「エアコンによる局所的な冷えと不快な湿気」は、睡眠中の自律神経を激しく乱します。夜中に寒さで目が覚める、あるいは蒸し暑さで寝苦しさを感じる環境では、深い睡眠(ノンレム睡眠)が得られず、細胞を修復するホルモンの分泌が低下してしまい、体の中の名医たちは、劣悪な寝室環境のせいで疲れ果ててしまうのです。

私や家族も実感していますが、お客様からよく聞く話があります。

体調が良くなりめったに風邪をひかなくなったし、少し熱っぽいとか体がだるいといった時でも、一晩寝ると翌朝には体調が戻っているというのです。

つまり、良質な寝室環境は、病を治癒させる方向に導きますが、環境が悪いと悪化の方向に傾くといっても過言ではないのではないでしょうか。

いくらデザインや設備が良くても、健やかな暮らしを支える室内の空気環境や温熱環境が、不十分であれば、単に生活するためのハコにしか過ぎません。

私たちの造る家は、ご家族の皆さんが、日々かかえる心身の疲れを癒し、心から安らげる「健康の聖域」です。

その理想を実際に体感していただける場所として、私たちは3か所のモデルハウスをご用意しています。

一つは、宿泊体感もできる岩切モデルハウス「深呼吸したくなる家」です。
自然の理に叶った「外断熱と二重通気」の構造によって、建物そのものに深呼吸をさせ、独自の換気システム「リフレア」と外気清浄機「トルネックス」によって、外気のPM2.5や花粉、黄砂を除去しつつ、清浄な空気を取り入れ、夏の湿度を50%台の快適な領域にコントロールしています。過度なエアコン使用に頼ることなく、家全体の温度と湿度を一定に保つことで、寝具に入った瞬間から朝目覚めるまで、深い眠りが実現します。モデルハウスでの一晩は、濁りのない澄んだ空気を胸いっぱいに吸い込み、瞑想するように心身をリセットする特別な時間となるはずです。

二つ目は、仙台駅東モデルハウス「五感に響く家」です。
清浄な空気環境をベースに、無垢の木が持つ手触りや香り、目に優しい自然の光、静寂な音環境など、人間の五感すべてに心地よいくつろぎを届けます。五感に響く空間に身を置くことは、張り詰めた脳を緩め、自律神経を整えるための何よりの薬となります。

そして、築10年を経過した利府のモデルハウスでは、衣替えの機能や家そのものが、呼吸できる仕組みをご理解いただけるよう、実物大の構造に加えて、床下や小屋裏、壁の中をオープンにして、なぜ外断熱・二重通気の家が「いつまでも強く・いつまでも快適に」住む人と建物の健康を守り続けることが出来るのかをご体感いただけます。

薬や病院に頼って症状を抑える暮らしから、上質な空気と温熱環境によって、心身の疲れを癒し、五感を呼び覚ますかのような住環境によって、自己治癒力を最大限発揮する暮らしへ。

目に見えない「空気の質」と「温度・湿度の安定」に投資することこそが、大切な家族の命を守り抜く最高の「生活防衛」であり「究極の予防医療」であると、私は確信しています。

「家は、家族の命と健康を守り、明日への活力を育む最大の盾であるべきだ」

ナイチンゲールとヒポクラテスが現代に生きていたら、きっと私たちの造る空間に身を置き、深く息を吸い込みながら、笑顔で頷いてくれるはずです。