2026年6月15日
梅雨のジメジメに潜む「負の連鎖」
こんにちは。大東住宅の高橋です。
もうすぐ梅雨入りが発表されそうですが、この時期になると、「体がだるい」「片頭痛がひどい」という体調不良を感じる方が増えるのではないでしょうか。
実は今、欧米の最先端の健康住宅の分野で、ある一つの言葉が強く注目されています。
それが、「ダンプネス(Dampness)」です。日本語に訳すと、「室内の高湿度環境」。
つまり建物全体が湿っぽくてジメジメしている状態のこと。
今回は、私たちの健康を損ね、大切なマイホームの寿命を縮めてしまう、この「ダンプネス」の恐ろしい弊害についてお話しします。
梅雨から夏にかけて、連日のように熱中症のニュースが流れます。
特に高齢者の方が「室内」で熱中症になるケースが後を絶ちませんが、これは暑さだけでなく「湿気」が大きな原因です。
室内の湿度が70%を超えると、体感温度は一気に跳ね上がります。
クールビズで推奨されている「室温28℃」であっても、湿度が高くなると体感温度はゆうに30℃を超えてしまうのです。
さらに恐ろしいのは、目に見えない空気質の悪化です。
・カビ・ダニの爆発的繁殖
室温や湿度が上昇し、空気の滞留が起きると、カビが繁殖しやすくなり、さらにカビをエサにして、ダニが爆発的に増殖しやすくなります。
カビの胞子やダニのフン・死骸は、あらゆるアレルギーを引き起こす原因(アレルゲン)になります。
・ 湿度70%を超えると、部屋の空気は「汚染物質」でいっぱいに?
室温や湿度が高くなると、家具や建材、電化製品などから、目に見えない化学物質が空気中に放出しやすくなります。 結果として、真夏の閉め切ったジメジメ部屋の空気の中には、1,000〜2,000種類もの目に見えない汚染物質が蔓延していると言われています。
・病院をまわっても治らない…
喘息やアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患で、いくつも病院を変える「医療ジプシー」になってしまっている方は少なくありません。
現代の医療(対症療法)でもらえるお薬は、一時的に症状を抑えるためのものです。原因そのものを断ち切らない限り根本的な解決にはならず、ときにはお薬の副作用という新たなリスク(医源病)に悩まされるケースもあります。
カビの臭いを防いだり、虫の発生を抑えるために、良かれと思って使っている消臭剤や芳香剤、防虫剤などが引き金となり、学校や仕事に行けなくなるほどの「化学物質過敏症(香害)」になる方も、年齢を問わず急増しています。
完治を目指すために何より大切なのは、免疫細胞が集中する腸内環境を整えるために、食事を含めた生活習慣を見直すこと。そして、毎日の大半を過ごす「住環境を整えて、室内の空気質をガラリと変えること」なのです。
室内の温度や湿度が高すぎると暮らしの中で次のような恐ろしい「負の連鎖(悪循環)」が始まってしまいます。
【ダンプネス(高湿度)の悪循環】
部屋がジメジメする
↓
カビやダニ・害虫が繁殖しやすくなる
↓
カビ臭や汚染物質が気になる
↓
「消臭剤」「芳香剤」「防虫剤」を多用する
↓
洗濯物が乾かず、生乾き臭を消すために「合成洗剤・柔軟剤」を使いすぎる
↓
夏の内部結露が壁の裏側や床下にまで及び、木を腐らせる腐朽菌やシロアリを呼び寄せる
↓
家族の健康だけでなく、家の寿命(耐久性)まで著しく低下してしまう
ダンプネスを招く原因は、お部屋の換気不足や室内干しだけでなく、「床下や壁の中の、目に見えない結露」が深く関係しています。
解決の鍵は「壁の中」まで深呼吸させることこのジメジメの連鎖を断ち切る方法は、実はとてもシンプルです。
「お部屋の中だけでなく、床下や壁の中、小屋裏まで、家全体を絶対に湿らせないこと」。
家の気密・断熱性能を正しく高めつつ、内部結露の原因となる過度な冷房に頼らず、家の中の温度差を一定に保つこと。
そして、適切な換気と除湿・清掃を心がけ、室内を26℃~27℃、60%前後の湿度にコントロールできれば、カビやダニの繁殖を抑え、身体に影響を及ぼす恐れのある生活用品の使用を最小限にすることが出来るようになり、結果的にダンプネスの問題はほとんど解消できます。
私たち大東住宅では、独自の「ソーラーサーキット(外断熱・二重通気)」の家づくりを通して、室内の温度差を極力なくし、家中の空気をきれいに保つ「空気のバリアフリー」を追求しています。
薬に頼って症状を抑える前に、まずは毎日吸う空気の質を見直してみませんか。
言葉だけではお伝えしきれない「サラサラとした空気質の違い」を、ぜひ一度、大東住宅のモデルハウスや宿泊展示場で実際に深呼吸して体感してみてください。
皆様のご来場を心よりお待ちしております
- 高橋一夫







