今回は前回に続き冬の室温について考えます。<br /><br /><br />高性能住宅の条件である高断熱・高気密の住宅は、最も気候の良い<br />5月の温度で生活できる住空間を目指していると言われています。<br /><br />爽やかな5月の温度環境は、概ね18℃位で20℃を越えると暑いくらい<br />ですね。しかも高性能住宅は、部屋によっての極端な温度変化もなく住宅内<br />の温度はいつも一定ですから、カーディガンやセーターなどを<br />身に着けるだけで、十分快適に生活できるのです。<br /><br />住宅の一部屋だけを高温に暖房し、暖房していない部屋との温度差が極端に<br />大きすぎる従来の住宅では、住宅内を自由に動き回ることは、常に温度変化<br />があり、寒くて不快なことでした。<br /><br />今までの30℃近くの暖房温度で生活していた時と比較したら、温度が低すぎて<br />寒いと思うかもしれません。<br /><br />確かに最初は寒いと感じるでしょうが、住宅内の温度ムラがなくなれば、<br />寒さに対する不快感がなくなり、5月の外気温が、18℃で快適なのと同じように<br />18℃～22℃でも充分に快適に過ごせるはずですね。<br /><br />それが高性能・省エネ住宅の性能なのでしょう。<br /><br /><br />