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地盤調査(SS試験手動式)

昨日、地盤調査に立ち会ってまいりました。<br /><br />調査方法は、住宅の地盤調査方法として現在最もポピュラーな<br />スウェーデン式サウンディング試験(JIS A1221)です。<br /><br />この試験は、荷重による貫入と回転による貫入を併用した原位置試験<br />で、土の静的貫入抵抗を測定し、その硬軟または締り具合を判定すると<br />ともに土層構成を把握することを目的としています。<br /><br />この試験方法には手動式と自動(オート)式の二つの方法がありますが<br />今回の調査会社さんは、こだわりを持って手動式を採用しています。<br />手動式は、熟練した調査員で2名の1チームで作業します。<br /><br />手動式の作業は、結構重労働です<br />では、作業の状況を画像を交えてご案内します。<br /><br /><img src=”http://samidare.jp/m-seino/box/scan-19.jpg” border=”0″><br /><br /><br />測定方法は、先端に円錐形のスクリユーウポイント取り付けたロット(鉄棒)<br />を地面に突き立て、ロットに100㌔まで段階的に重りをたしていってロット<br />の貫入する様子を測定します。貫入が止まったら、ロットの上部にハンドルを<br />取り付け二人で向かい合いハンドルを回転させます。この回転によりロット<br />がキリのように土に貫入していくわけですが、このとき、25センチ貫入するのに<br />何回転したかを測ります。回転数が少なければそれだけ弱い地盤だと言えます。<br /><br /><br /><img src=”http://samidare.jp/m-seino/box/G-1.jpg” border=”0″><br /><br /><br />ロットの長さは1mなので、貫入させるに従って重りの受け皿となるクランプ<br />が地面についてしまいそれ以上貫入させることが出来なくなります。<br />そこで、重りとハンドルを一旦はずし新たにロットを継ぎ足してハンドルを取り付け<br />クランプを所定の高さまで引き上げ重りを再び載せて回転させるといった繰り返し<br />です。重りの上げ下げだけでも大変な作業です。<br />今回は、9m近くまで測りました。<br /><br /><br /><img src=”http://samidare.jp/m-seino/box/G-3.jpg” border=”0″><br /><br /><br />尚回転数は180度を一回とカウントしますが、規定により60回でも貫入しないときは<br />その場の調査を終了するとのことです。<br /><br /><br /><img src=”http://samidare.jp/m-seino/box/G-2.jpg” border=”0″><br /><br /><br />ある程度の深さ(浅い位置)で止まる時は打撃を加えてその下を確認するそうですがこれも重労働です。重りは25キロです。<br /><br /><img src=”http://samidare.jp/m-seino/box/G-6.jpg” border=”0″><br /><br /><br />よほどの時は専用の器具で打撃を加えて貫通します。<br /><br /><img src=”http://samidare.jp/m-seino/box/G-5.jpg” border=”0″><br /><br /><br />ロットを引き抜く時も専用の器具を使いますが、9m近くもなると大変です。<br /><br /><br /><br />今回は、建物が大きいので、6ポイントの測定でした。(一般的には5ポイント)<br /><br />実は、私も20年以上も前に手動式の調査をした経験がありますが結構きつい作業です。<br /><br />今の私ではきびしいですね~。<br /><br /><br />調査員の方には、暑い中本当にご苦労様でした。<br /><br />御かげでしっかりした地盤であることが解りました。<br />””