ガス設備のお手入れ<br />　　<br />家庭で利用されるガスには、地中埋設配管により供給される都市ガス<br />と、各住戸にボンベを設置し供給されるＬＰガスがあります。<br />ＬＰガスは空気より重い性質があります。<br />都市ガスはガス供給会社により、その成分・発熱量・燃焼速度が異な<br />ります。<br />ガス漏れ警報機や換気孔の位置は、供給されるガスの性質に対して適<br />切であることが重要です。<br /><br />●日常のお手入れ<br />　ガス器具は点検を受けたものを使い、常に正しい炎で使用できるよう、<br />　こまめにお手入れしましょう。<br />　ガス漏れ警報機は必ず設置しましょう。<br />　また、月に一回は作動するかどうか確認をしましょう。<br />　ガス器具の使用中は必ず換気しましょう。<br />　使用後はガスの元栓を閉め、使用していないガス栓にはゴムキャップを<br />　しましょう。<br /><br />○マイコンメーター<br />　ガス漏れやガス器具の消し忘れ、大きな地震などを、内臓されているマ<br />　イコンがキャッチし、メーター部分でガスを自動的に遮断する装置です。<br />　復帰方法は取扱説明書等を確認してください。<br /><br />○ヒューズコック<br />　ゴム管が外れたり、切れたりした時に自動的にガスを止める新しいガス<br />　栓です。<br /><br />●注意すること<br />　ガスは大変便利なものですが、器具の不備や使用法の誤りにより重大な<br />　事故になります。<br />　上記に一般的な注意事項をあげましたが、必ずガス器具の取扱説明書を<br />　熟読し正しい使い方をしてください。<br />　製品による違いもありますので、上記の記述と取扱説明書が異なる時は<br />　器具の取扱説明書に従ってください。<br />　何か問題がある場合には必ずガス会社に連絡してください。<br />　都市ガス利用の場合には、植栽などによるガス管の破損を避けるため、<br />　ガスの引込管の埋設位置を確認して置きましょう。<br /><br />★ＬＰガスと都市ガスの比較<br /><br />　ＬＰガス：空気より重く、漏れた時は、床面をはうように広がり、低い<br />　　　　　　場所にたまる。<br />　　　　　　重量１ｋｇ当り５０ＭＪ（１２，０００Ｋcal ）の発熱量<br /><br />　都市ガス：空気より軽く、漏れた場合は天井の方へたまる。<br />　　　　　　重量１ｋｇ当り４６ＭＪ（１１，０００Ｋcal ）の発熱量<br /><br />※ＬＰガスは本来においがありませんが、ガスが漏れた時にすぐに気づく<br />　ように、タマネギの腐ったようなにおいをつけています。<br />　少量でも爆発の危険性がありますので、ガス漏れ警報機を設置して微量<br />　のガス漏れでも検知できるようにすることが必要です。<br />