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木材の乾燥ー2

今回は、久々に「木材について考える」の木材の乾燥-2です。<br /><br />木材の乾燥方法については、樹種によって異なりますが昔は、針葉樹の場合<br />(杉・檜など)伐採した木を枝払いしないままで伐採地に転ばしておき、<br />葉が枯れた時点で枝払いを行います。<br /><br />さらに数年間野積みにしたり、川や海に貯木場を設けて水漬けにしておいて<br />十分に樹脂分を抜きそれから自然乾燥させて用材にしました。<br />生木で製材した場合には、日陰に立てかけて置き十分乾燥した時点で建築用材に<br />していました。<br /><br />百年以上を経て現在に残る木造建築は、手間暇をかけて木材を<br />自然乾燥させる事により耐久性を増していたのです。<br /><br />現在では、この様に乾燥に時間をかける訳にはいきませんのでグリーン材と<br />言われる未乾燥剤や不完全な乾燥材が使用されているのが実情です。<br /><br />このことに起因して多くの問題が起こっているのです。<br /><br /><img src=”http://samidare.jp/m-seino/box/scan-7.jpg” border=”0″><br /><br /><br />木材は、必ず人工的に乾燥させてから使用する必要があります。<br /><br />しかし、人工乾燥材でも不完全な乾燥では、住宅の長寿命化を望むことは<br />出来ません。<br />木材の乾燥は、樹種により乾燥方法や乾燥の時間が違うため、確かな設備で<br />的確にコントロールして乾燥しなければなりません。<br /><br />(含水率40%の未乾燥材では、築2年程度で変形します。含水率18%の<br />乾燥材を使用すれば安心です。)<br /><br />現在では、無垢材を軸組み材(柱・梁桁などの構造材)に使用する場合、<br />出荷時に含水率の確認も必要と考えている前向きな工務店もいるくらいです。<br />””