2026年9月7日
不快指数の話
不快指数の話
毎日じめじめとした暑さが続き、なかなかすっきりしない日が続いていますね。
この時期は仕方がないとはいえ、今夜も湿度が高く、寝苦しい夜になりそうです。
そこで今回は、「不快指数」についてお話しします。
不快指数とは、気温と湿度から、人がどのくらい蒸し暑さや不快感を感じるかを表した目安です。
不快指数の前に「体感温度」の話
私たちが感じる暑さ・寒さは、実際の気温だけで決まるわけではありません。これを「体感温度」といいます。
冬は、周囲の空気や壁、床の温度が低いため、体の熱が空気への対流や壁への放射によって奪われます。そのため、実際の気温以上に寒く感じます。
一方、夏は気温が体温に近づくことで、体から熱を逃がしにくくなります。そのため、人は汗をかいて体温を調節します。
ところが、湿度が高いと汗が蒸発しにくくなり、体の熱をうまく放出できません。その結果、「蒸し暑い」「ベタベタして不快」と感じるようになるのです。
また、冬に寒い屋外でも焚き火にあたると暖かく感じるのは、火からの熱(顕熱・放射熱)が空気の温度に関係なく体へ直接届くためです。太陽の暖かさも同じような仕組みです。
このように、体感温度は気温だけではなく、湿度や放射熱など、さまざまな要素によって大きく変わります。
不快指数の目安
一般的に、不快指数は次のような目安とされています。
- 70〜74:不快に感じ始める人が増える
- 75〜79:半数以上の人が不快と感じる
- 80〜85:ほとんどの人が不快と感じる
- 86以上:我慢できないほどの暑さと感じる
気温がそれほど高くなくても、湿度が高いだけで体感は大きく変わることがわかります。
快適さは「室温」だけではありません
蒸し暑い日が続くと、「少しでも快適に過ごしたい」と感じますよね。
実は、高性能住宅は断熱性・気密性に優れているだけでなく、室内の温度や湿度を安定させやすいため、少ないエネルギーでも一年を通して快適な住環境を保つことができます。
暑さや湿気に悩まされるこの季節だからこそ、住まいの性能が毎日の暮らしに与える大きな違いを実感できるのではないでしょうか。

- 清野光芳







