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夏の湿気と暑さ対策を考慮した家づくりを

省エネの観点からも、冬の寒さ対策や健康維持の為にも、住まいの断熱性能は、とても重要なポイントですが、四季がある日本においては、夏の暑さ対策も重要で、温暖化によるヒートアイランド化が益々進む中、しっかり検討しなければなりません。

そして、断熱性能を高めれば高めるほど、逆に6月~9月の時期は、熱ごもりによって室温は高くなり、エアコンを頻繁に稼働させなければ快適な暮らしは送れないことを理解しなければなりません。

ソーラーサーキットの家は人が季節によって衣替えするように、家も衣替えしましょうとのコンセプトから、本州向けに開発された技術ですので、年中オーバーを着込んだだけの高気密・高断熱の家とは違い、夏は遮熱と共に、通気性をも発揮する四季対応型の画期的な住まいです。

人が感じる体感温度には、様々な要素が関係してきますが、一番影響するのが湿度というのはおわかりいただけると思います。

28℃でも湿度が70%を超えると、誰もが暑さを感じ不快な環境となりますが、これは、汗の蒸発(気化)が抑えられるのが一番の原因で、体調の悪い時や高齢者の方は熱中症のリスクさえ高くなります。

そして、湿度同様に、体感温度に影響を及ぼすのが床や壁・天井などの表面の平均温度です。

まわりの表面温度が高いと、人間が発する熱を吸収することが出来ずに、逆に輻射熱を感じてしまい、どうしても体感温度は高くなります。

ビルやアスファルトに囲まれた28℃と公園や森林の中での28℃では、全く体感温度が違うのはこのせいです。

「壁面平均温度(床・壁・天井の平均温度)+室温÷2」 というのが体感温度の目安となります。

つまり、室内が28℃で、壁面の平均温度も28℃ならば、体感温度も28℃となり、湿度を60%以内にキープすれは、薄着でのデスクワークであれば暑さを感じる事なく過ごせますし、暑がりの方でも、扇風機があれば十分快適です。

しかし、同じ28℃でも、床や壁・天井の温度が30℃を超えてくると、輻射熱によって、体感温度も上がり、湿度が80%を超えれば、高齢者の方は熱中症の危険を及ばずほどの暑さとなります。

エアコンに頼らずに暑い夏を快適に過ごすには、温度以上に、湿度や壁面平均温度を抑えて、汗を蒸発させるために風(扇風機やうちわ)を上手に取り入れる事がとても大事です。

壁面の表面温度が抑えられるソーラーサーキットの家は、気流を上手に取り入れると、28℃・60%の体感温度は、25℃~26℃位になりますので他の建物では得られない爽やかさが得られます。

こうした環境を、整えやすいのが、ソーラーサーキットの家で、完全な外断熱と二重通気の技術を組み合わせる事で、冬の寒さと夏の暑さにくわえ、日本独特の湿気を考え、開発された画期的な住まいです。

それでは、ソーラーサーキットの家が、なぜ28℃でも快適に過ごせるか、今一度ご紹介させていただきたいと思います。

〇 ソーラーサーキットの家は、断熱材と外壁材の間に、通気層を設け、日射によって熱せられた外壁の裏側の空気を排熱します。

※ 日射熱の影響を受けた外壁の裏側の温度は、通常40℃から時には50℃に達しますので、外部通気層により、熱気を排出しています。

〇 構造の外側で、精度の高い断熱施工と気密施工を実施、構造内への日射熱と湿気の侵入を大幅に抑制します。

※ 熱は高い所から低い所へ移動し、水蒸気も空気に含まれる絶対湿度という1立米あたりの水蒸気量が多い所から少ない所へ移動するので、冬は室内から室外へと移動する力が働き、夏は、方向が逆転し、外から室内側へと移動する力が働きますが、構造の外側に施工する湿気の通しにくい断熱材と気密施工によって、しっかりブロックします。

〇 床下から壁内・小屋裏へと連続する内部通気層によって、壁内の熱気や湿気を小屋裏に設けた排気専用ファンによって、外部へ排出します。

※ 床下の地熱で冷やされた空気を壁内に取り入れることで、熱せられた空気は小屋裏から外部へ排出させ、壁の中の温度上昇を抑制。壁内や室内側の壁表面温度も室内と変わらず体感温度も抑えられます。

〇 断熱性能の高い玄関ドアに加え、窓の開口部にも、熱伝導率の低い樹脂製の窓枠と熱の侵入を抑えるダブルLOW-Eタイプのトリプルガラスを使用。空気層にも、アルゴンガスを注入した高性能な窓を採用しています。

※ 夏の日射熱は強烈です。室内の温度上昇を防ぐためにも、窓の性能は重要です。特に西側の日射の遮蔽を意識した暮らしを心がけて下さい。カーテンやブラインドも効果はありますが、窓の外側にシェードやすだれを設置すると、さらに効果的です。

〇 熱交換と普通換気を切り替えられる換気システムを採用し、日中は外の熱い空気を室内の温度に近づけた空気を導入し、夜間から早朝にかけては、涼しい空気をそのまま導入します。

※ 寝ている間に建物を冷まし、朝の目覚めた時の室内温度が低く抑えることで、室内の温度上昇するまで、時間がかかるためにエアコンの使用を抑えられます。

〇 換気システムに除湿ユニット「リフレア」を組み込むことで、各部屋に設置された換気の給気グリルから、常時、除湿された空気を導入することで、家全体の湿度を50%台に保ちます。

※ 湿度50%台によって、室内干しも短時間で乾くので、いやな生乾きの臭いが残りません。

〇 全室LED照明を採用し、照明器具の発熱による室内の温度上昇を抑制します。

〇 屋根外断熱によって、屋根の構造躯体の熱橋の影響もなく、通常40℃~50℃になる小屋裏温度の上昇を抑え、小屋裏も多目的に活用できます。

※ 小屋裏の温度上昇を抑えることで、2F天井面の熱ごもりを解消、エアコンがなくてもぐっすり眠れます。

〇 基礎外断熱により、冷やされた地熱をそのまま床面に伝え、床面の表面温度は24℃~25℃になり、足元がひんやりしますので体感温度も低く抑えられます。

※ 床下断熱の家の床面は、室内温度と変わらず、床材の種類によっては、じめじめして不快な状態が夏の間ずっと続き、掃除を怠るとカビの発生にもつながります。

これらの機能によって、壁体内の温度も、室内の壁面の表面温度も低く、室内の温度上昇を抑え、外がよほど暑くならなければ、エアコンは必要なく、使用する場合でも28℃の温度設定でも、十分快適に過ごせるというわけです。

一般的に、高気密・高断熱の家は、冬暖かく・夏涼しいと言いますが、クーラーボックスに氷や保冷剤が必要なように、涼しさを得るにはエアコンが大前提となるわけで、断熱や省エネ性能を謳う最新の住宅展示場の裏側には、所せましとエアコンの室外機が設置されています。

そして、十分に注意が必要なのが、温暖化とエアコンの普及によって、壁体内や床下で生じる夏の逆転結露となりますが、説明すると長くなりますので、ご興味のある方は住まい塾にご参加ください。

いずれにしても、ソーラーサーキットの家は、出来るだけエアコンに頼らず、自然の力を活かして快適に過ごせるクールビズに最適な住まいです。

是非、夏の暑さ対策も考慮に入れた家づくりを進めていただければ幸いです。