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冬場のカビにも注意

一昔前までは、冬季間はカビの発生はさほど多くはありませんでしたが、暖房するのが当たり前の時代となり、住環境によっては、年中みられるようになっています。

カビの原因は様々ですが、多くの要因はファンヒーターなどの水蒸気を発生する暖房機の使用や過度な加湿器の使用・家干しに伴って発生する結露や絶対的な換気不足が原因となります。

特に、築浅の建物の場合、中途半端な気密化によって、昔の家のような隙間風による自然換気がはたらきづらいという側面もあり、さらに寒さや光熱費を抑えるために、設置義務化となっている24時間計画換気を消してしまうユーザーも多いのです。

カビは、画像の様に様々な病を引き起こしますが、厄介なのは、体調が悪くても、カビが原因とは思わず、無意味とも思われる薬を服用することで、さらに症状が悪化したり、薬の副作用によって、別の病を呼び寄せるケースも少なくないということです。

カビが発生すると、必然的にカビをエサにするダニや害虫なども増殖しやすくなるのは言うまでもありません。

そして、防カビ剤や消臭剤・防虫剤・殺虫剤を多用することで、益々空気が汚れてしまい、シックハウスや化学物質過敏症が発症したり、様々なアレルギー症状が悪化したりと健康被害は後をたたないのです。

そして、部屋を暖めたり、湿度が高くしすぎると、カビや細菌ばかりでなく、内装や家具に染み付いた化学物質や臭いも、揮発しやすく、室内の空気は汚れる一方です。

人間が体内に取り入れる物質の重量比では、空気が実に85%をしめ、その多くは室内の空気です。

空気の汚れは目に見えませんが、室内空気は外気の10倍汚れており、外気の空気汚染による経済的損失(医療費など)も、外気の空気汚染よりも大きいとされています。

カビであれダニであり、水分と酸素と栄養分のいずれかが満たされなければ増殖は抑えられます。

乾燥期の室内湿度は40%を目安にしていただければOKですので、適度な換気と清掃を心がけ健やかに暮らしましょう。