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重要【Ua値だけを鵜呑みにしてはいけない理由】

換気ロスやC値(気密)を無視した計算数値の罠!

 

大東住宅の高橋です。現在の省エネ基準では、家の断熱性能を表す指標としてUa値(外皮平均熱貫流率)という数値が使われています。
 

ハウスメーカーのカタログや展示場で「当社のUa値は〇〇なので高断熱です!」という営業トークを耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
 

しかし、プロの視点からお伝えすると、「Ua値という数値だけを比較しても、実際の住み心地や光熱費はわからない」というのが紛れもない現実です。
 

今回は、家づくりで失敗しないために知っておきたい「Ua値の不都合な真実」を分かりやすく解説いたします。
 

1. Ua値と以前の基準「Q値」は何が違うのか?

 
2015年以前は、断熱性能を表す指標として「Q値(熱損失係数)」が使われていました。
 

どちらも「家からどれくらい熱が逃げるか」を表す数値ですが、決定的な違いが2つあります。
 

・換気による熱損失(熱逃げ)が含まれているか?

 
旧基準「Q値」: 外壁や窓からの熱逃げだけでなく、「24時間計画換気によって逃げる熱」もきちんと計算に含まれていた。
 
現行基準「Ua値」: 換気によって逃げる熱量が丸ごと計算から除外されている。
 

・気密性能(C値=家の隙間)の基準が消された?

 
旧基準(Q値)の時代は、家の隙間面積を表す「C値(寒冷地で最低2.0cm²/m²以下)」の基準がセットで提示されていました。
 
しかし、現在のUa値基準に変更された際、不可解なことに現場で簡単に測定できる「C値(気密)の基準」がすっぽりと削除されてしまったのです。

 

2. なぜ「Q値」から「Ua値」へ変更されたのか?(業界の裏事情)

 
表向きの理由としては、「Q値は建物の形状や床面積によって数値にバラつきが出るため、建物の規模に関わらず平等に比較できるようにUa値へ統一した」とされています。
 
C値に関しては、大分周知が進み、一定のレベルは保たれているとして、特に数値は設定しないことになりました。
 
しかし当時、業界内では、「大手メーカーやローコストビルダーが一番苦手とする施工精度(C値・気密測定)をうやむやにするために変更されたのではないか」という噂が密かに囁かれていました。
 

換気による熱損失や、建物のすき間がもたらす「漏気」を計算から除外してしまえば、図面上の計算だけで「見せかけの高断熱住宅」を簡単につくれてしまうからです。
 

その結果、宮城のような寒冷地でさえ熱損失の大きい「3種換気」や、レンジフードの換気に同時給排タイプではない通常のレンジフードが主流であり、現場での「気密検査」を実施する会社は未だに少数派にとどまっています。
 

3. Ua値(計算値)に潜む3つの落とし穴

 
家づくりを進める上で、Ua値に関して必ず知っておくべきリスクが3つあります。
 
Ua値は、あくまで「机上の計算値」であって保証値ではない
 
Ua値は図面上の計算に過ぎず、大工さんの施工の丁寧さ(断熱の施工精度)や、将来の経年劣化は一切考慮されていません。
 

モデルハウスや標準プランの数値である場合が多い

 
公表されているUa値は、計算に有利な断熱仕様や窓を小さくしたプランで出しているケースが多く、実際に建てる家とは数値が大きく異なる場合があります。
 

隙間(C値)が大きいと、計算通りの性能が出ない

 
いくら断熱材(Ua値)を厚くしても、家に隙間(C値)があれば、計算上の断熱効果は発揮されず、穴のあいたストローではジュースが飲みにくいのと同じで、設置している換気も十分に機能しなくなります。
 

同じUa値でも「住みごこち」は全く違います

 
カタログのUa値だけに惑わされて家を建ててしまうと、住んでから「思ったより寒い」「キッチンの換気をつけると冷気が侵入してくる」「冬の光熱費が毎月高すぎる」と後悔することになりかねません。
 

大切なのは、Ua値(壁や窓の断熱)だけでなく、C値(現場での気密性能)と計画換気やレンジフードの換気種別をセットで確認することです。
 

大東住宅では、見せかけの計算値だけでなく、一棟一棟で中間時と完成時の気密検査を行い、C値0.5を保証し、10年後のC値も1.0以下を保証することで、本物の省エネ性と快適性を長期間にわたりお約束しています。
 

「失敗しない家づくりのポイントを知りたい」「本物の高気密・高断熱を体感したい」という方は、ぜひお気軽にモデルハウスや気密測定会や構造見学会にお越しください。
 
こちらのブログもご覧ください。
大東住宅株式会社» Blog Archive » 重要【気密の悪い家は欠陥住宅?】高気密すぎると息苦しいというトークの嘘