2026年10月30日
【健康の源は家にある】

こんにちは。大東住宅の高橋です。
「健康」という言葉に使われている「健」という漢字は、「にんべん(人)」に「建てる」と書きますよね。
人が建てるものにはお墓や記念碑など様々ありますが、私たちが日常で建てるものといえば、やはり「家(住まい)」です。
つまり、「健康の文字には、心身を癒し、住み心地が良く、家族が元気に明るく暮らせる家を建てる」というメッセージも、込められているのではないでしょうか。
人生の中で一番長く過ごす住まいの環境は、食事や運動、休養と同じくらい、私たちの健康を大きく左右する土台だと感じています。
1. 150年以上前から伝わるナイチンゲールの教えと病室の換気基準

近代看護の母であるナイチンゲールは、150年以上も前に、名著「看護覚え書」の中でこう説いています。
「病気の半分は、空気の汚れと身体の冷えが引き起こす」
そして、空気の汚れと冷えは、病気の発症だけでなく、病気の回復を妨げたり悪化させたりする最大の要因であるとも説いています。
病室の換気は1時間に6回
ナイチンゲールの教えは、現代の医療現場に、様々な形で受け継がれておりますが、特に、患者さんに、清浄な空気の中で、寒さや暑さを感じさせないように、空気質や温湿度の管理や清掃は徹底されています。
空気環境を清浄に保つため、病院の病室では1時間に実に6回(外気2回・循環4回)もの換気が義務付けられています。
※新築住宅の換気基準は「2時間に1回」
特に、入院中の患者さんは、体力や免疫が低下している、幼児や高齢者も多く、「室内の空気環境」と「温熱環境」が病気の回復に直結してしまうのです。
2. 体内にいる「100人の名医(自己治癒力)」
医学の祖と呼ばれるヒポクラテスは、「人間の体内には100人の名医(自然治癒力)がいる」と説いてます。
私たちの体内の免疫は、日々侵入してくる細菌やウイルス、発がん性物質などの異物と戦っています。

体温が1℃下がると: 免疫力は 30%〜40%低下
体温が1℃上がると: 免疫力は 最大5倍まで向上
50年前の日本人の体温は、平均で36.8℃ありましたが、今では36.2℃だそうで、35℃台の方も少なくありません。
・体内に2,000~3,000あると言われる体内酵素も、深部体温が37℃~38℃で一番活発になるとも言われています。
・一方で、ガン細胞の増殖は35℃台で活性化するとも言われています。
・「寒さ」「冷え」によって体温が低下し、「空気の汚れ」が加わると、様々な代謝も低下し、体内の名医(免疫)は外敵との戦いに追われ疲れ果ててしまうかもしれませんね。
・食事や運動、ストレスケアに取り組み、部屋間の温度差をなくし、清浄な空気の中で良質な休養と睡眠を実現することこそが、自律神経や腸内環境、免疫を整え、ご自身の持つ治癒力を最大限に発揮させる最善の方法ではないでしょうか。
3. 特に注意したい「冬の寝室環境と健康リスク」
これからの季節、寒い外へ出たくなくなり、家にいても、部屋と廊下・水周りの温度差が激しくなると、掃除をするのも、トイレやお風呂に行くこと自体もおっくうになりがちです。
活動量が減ると筋力も衰え、血流も滞りやすくなり、風邪やインフルなど感染症をはじめ、骨密度の低下や認知症リスクを高めるなどの悪循環に陥ります。
さらに怖いのが「寒い寝室」です。
【寝室が寒いことで起きる健康リスク】
・冷たい空気を一晩中吸い込み、体温が低下&呼吸器へ大きな負担
・布団のズレや尿意で何度も目が覚め夜間頻尿となり、睡眠の質が著しく低下
・血流が滞り、心不全・心筋梗塞・脳卒中などによる命の危険(ヒートショック)
WHOでは、室内の冬季間の最低室温は、18℃以上を推奨し、睡眠関係の学会や機関の多くは、冬季の寝室の快適室温は「18℃〜22℃」を推奨しています。
寒さを抑えるために、過度に厚手のパジャマや厚い布団に頼るのではなく、空間そのものの環境を整えることが、良質な睡眠と健康を守る鍵となります。
※ 我が家の寝室も、18℃~19℃位で、薄手のパジャマと羽毛布団1枚で寝ており、腸活や温活の一環として腹巻も忘れずにつけています。
大切なご家族の健康を守る「住まい」へ
外の環境は変えられませんが、ご自宅の環境は、「寒さも空気の汚れもない安心して暮らせる癒しの空間」にしておくことが、ご家族の健康を守る一番の近道だということをご理解いただければ幸いです。
・ぐっすり眠れる寝室について興味のある方はこちらをご覧ください。
・免疫と住環境についてご興味のある方はこちらもご覧ください。
- 高橋一夫







